12年目 2009年入職 Y.N
インタビュー + スタッフ募集
どうして医療秘書を目指したの?
高校卒業したらすぐに就職しよう!と考えていたんですけど、周りから専門学校を勧められ進学することになり、それで何か目的を決めなくてはいけなくて、そしたら親戚に医療事務をやっている人がいて、それでなんとなく私もやろうかなと思って、イメージもよかったですし。当時独立したいという想いが強くて、それで実家から遠い学校を選んだのが医療事務の学校でした。そんな感じだったので授業が始まって「これはまずい」と思いました。想像よりも勉強が大変だったので。でもレセプトで診療の内容から点数を調べるというのがとても好きでした。点数が取れるのか取れないのか、色々調べて答えが合ってた時にやったー!って感じで。そんな感じでそれなりに頑張って迎えた就職の時期。私は福岡で働きたい!という希望があったんです。そしたら専門学校の先生が二田哲博クリニックの求人を見つけてきて勧めてくれました。親元を離れて独立するためにも条件がよかったので応募しました。
入職後、どうだった?
面接の当日に医療秘書の仕事を見学したんですけど、ビックリしました。これまで何をするにしても一応出来ていたのですが、医療秘書の仕事ぶりがすごくてとにかく驚きました。入職直後、当時院長だった二田理事長には「がんばります!」と元気に答えたのですが、家に帰って泣きました、不安で不安で。私には出来そうもない、どうしようと思いました。そんな状態で始めたのですが入職して1ヶ月経った頃に二田理事長に「素晴らしい!」と褒められたんです。不安しかなかったのが「もしかしていけるかも?!」と思えたんです。ところが2ヶ月目になると急に「できなくなった」んです。何もかも上手くいかなくなったんです。相当悩みました、私には無理かも知れないって。いつ辞めようとずっと考えていました。でも任された仕事ができないというのがとても嫌で、できないと思われたくなかったので、なんとか続けていました。そのうち「仕事を理解していなかった」事に気づいたんです。というのも6ヶ月を過ぎた時に新しく入って来た医療秘書に私が教えることになったのがきっかけです。「え!?私だってまだ一人前じゃないのに人に教えるなんて」と思いました。それでも教え始めていくと気づいたんです、自分は何ができて何ができないかが。教えるということは自分がちゃんと理解していないといけない。全く初めての人から質問を受けてちゃんと答えられないのは、私ができていないからだ、と。自分自身のミスがなんなのかが判るようになったんです。それから医療秘書の仕事が理解でき始めたんだと自分では思っています。実際、10ヶ月を過ぎる頃には、医師の言葉の意味、意図が理解できるようになってきました。
何が変わったの?
医師が怖くなくなりました、正確に言えば医療秘書としての仕事が怖くなくなった、です。私は仕事に就くまで挫折というものを経験したことがありませんでした、そういう意味で自分に自信がありました。大抵のことはできる、とそう思っていました。だから余計に医療秘書として何ができなかったのかも判らなくなっていたんだと思います。できないことが判らないから先に進めなかったんです。ところが教育係をやったことで、できていない部分がハッキリ見えるようになったんです。だから私がミスをして医師から注意を受けた時、何故注意されているのか、どうして怒られているのかが、判ったんです。できてないことが判ったので、できるようにする。そうやっていくうちに、徐々にですが医師のやりたいことが判るようになってきました。判ることが段々増えていって、気づくと診察のサポートができるようになったのです。最初は医療秘書の仕事が怖かったのに、診察の度に楽しさを感じられるようになっていきました。
医療秘書をやってみてどう?
楽しいです!医師のサポートをするのが医療秘書。患者さんが医師に気兼ねなく話しやすい環境を整えることも大事なので診察室の中では存在感は出さないように気をつけています。滞りなくスムーズな診察ができた時、とても達成感があります。あまりない事ですが、診察室を出る時に患者さんが私にも「ありがとう」と声を掛けてくれる時があるんです、そんな時とても嬉しくなります。医療秘書の私が患者さんに出来ることは診察をスムーズに進めて早く終わらせること、だから時間短縮のために事前の準備や診察中の電子カルテの操作や入力スピードなどに拘っています。ストレスなくスムーズに診察が終わること、患者さんを待たせない努力が実った時、とても達成感があります。それをひとりひとりの患者さんにやっていく、それが私の仕事です。
忘れられないエピソード
まだ私が入職して間もない頃の話です。ある患者さんの処方を私が間違えてしまったんです。そのまま患者さんは間違えたままの処方箋を持ったまま帰ってしまって。それが判った時、私だけでなく医療秘書、受付も全員当時の二田院長に呼ばれてかなり怒られました。私のミスで全員に迷惑をかけてしまったことがもの凄く申し訳なくて・・・。さらにその患者さんの元へ訂正とお詫びのために事務長と私の先輩の医療秘書が向かうことになったんです。その時「ああ、私はお詫びすらさせてもらえないんだ・・・」と。しかも私よりたった2つ年上の先輩が私の代わりにお詫びに行く。本当に自分の力不足を痛感しました。私の勉強が足りないことで、知識がなかったことで、患者さんはもちろんのこと、多くのスタッフに迷惑をかけてしまう。勉強しなくては!頑張らなくては!と強く思った出来事で、今でもずっと鮮明に覚えています。
医療秘書に必要なことは?
4つあると思います、まずは「知識」です。当院は専門クリニックなので生活習慣病、特に糖尿病と甲状腺の病気についての知識がないと務まりません。診察の内容、医師の指示を正確に的確に要点をまとめるために、病気や薬のことを知っておかなければなりません。2つめは「周りを見渡す力」です。医師が今必要としている情報は何かを診察の流れや会話から予測して電子カルテを操作して画面に表示する。医師にあの画面を表示して!と言われてからでは遅いんです。言われる前に会話や流れから察して画面に表示する。それができなければ医療秘書が診察室にいる意味がない、と思っています。そして3つめは「医師と気軽にコミュニケーションが取れる」こと。診察中に判らないことがあった時、医師に質問できるかどうかはとても大事です。医療秘書は医師をサポートするのが仕事なので、医師の考えや方針を知っておかなければなりません。もちろんいつでも何でも聞いていいわけではありません、医師の集中力を妨げないようにしながら的確に質問します。4つめは「必ず自分で体感してみる」ことです。診察中に医師が患者さんにパンフレットなどを渡すことがあります。そんな患者さんに渡す資料は必ず目を通しておきます。中には毎日書き込むようなものもあったりするので実際に私もやってみるようにします。するとそれをやり続けることがどれだけ大変かを知ることができます。患者さんに共感するためには同じパンフレットを読んで、同じ記録を付けるのが1番だと私は考えています。
主任としての仕事は?
主任としてリーダーとしての業務で最も私が大切に考えているのはスタッフ全員に声をかけることです。朝の挨拶でも意外と相手の今日のコンディションが判ります。元気がなかったり反応が悪かったりしたスタッフには気をつけるようにしています。スタッフが元気がなくて暗いクリニックはよくないと思っているので、私から積極的に場を盛り上げるというか明るくしたいと思っています。
医療秘書の自分をどう思う?
「頑張れる時に頑張らないと一生頑張ることはできない。」私はナマケモノなので、いつかやる!は何かと理由をつけてやらないんです。元々頑張って何かをするタイプではなかったのですが、医療秘書の仕事で変わった気がします。なぜかは判りませんが、ただ医療秘書の仕事が今楽しいです。きっと医療秘書が私に向いているのかも知れません。
学生のみなさんに一言。
同世代の女性スタッフが多い職場です、それだけ色々な経験をしている人が集まっているので何かと相談に乗ってくれると思います。いい雰囲気だと私は思っています。休みも取りやすいです。みんな快く休ませてくれます。だから私も誰かが休む時に快く返事をしています。お互い様って感じがいいんだと思います。休日出勤も深夜勤務もありませんし、レセプトで夜遅くまで残ることもありません。医療系なのにとても働きやすいと私は感じています。
インタビュー
医療秘書からは、入職時期が異なる2人を紹介します。
募集要項
二田哲博クリニックの医療秘書は、糖尿病・甲状腺の専門医と共に診察室で患者の治療を行います。専門医と共に治療や検査の計画を立て、医師の指示を各部署へ連絡しスムーズな連携を図り、診療内容を的確にまとめて電子カルテに記録したり、最新研究データの収集と整理を行ったり、時には医療事務・受付として患者へのきめ細やかな応対をします。専門医が目の前の患者に集中するためにサポートするのが医療秘書です。そのため、糖尿病・甲状腺の病気についての専門的な高い医療知識が身につきます。
職種 | 医療秘書 |
---|---|
仕事内容 | 医師をアシストする医療秘書のスペシャリスト。医師の指示を看護師や検査技師に伝える院内の司令塔的存在として当院では医療秘書の中でも「専門職」としています。
■医療コーディネート(医師と共に治療や検査計画の立案) ■ディレクション(医師の指示を各部署へ連絡・連携を図る) ■医療オペレート(診察内容を的確にまとめ電子カルテに記録) ■最新研究サポート(データの収集と整理) ■医療事務・受付(患者へのきめ細やかな応対) *初心者には現役先輩ドクターアシスタントが専任でアドバイス。 (現ドクターアシスタントの全員が未経験でした) *専門医と同等に会話ができる程の高い医療知識が身につきます。 *当院の診療の中枢を支える重要な職務です。 |
雇用形態 | 正社員 |
特記事項 | ■秘書技能能力手当制度 *当院規定により6段階で技能を評価。 秘書としての技能を勤務年数にかかわらず個人の能力を評価します。 ■制服(クリーニング付)、靴、貸与。 ■産休育休取得実績:取得率100% (2015年2名、2016年1名、2017年1名) ■有給休暇:取得率100% ■年齢構成(医療事務):女性7名(平均年齢28.5歳) ■秘書検定1級資格手当:10,000円 ■秘書検定受験費用補助あり(2016年合格者2名) ■固定残業代(月24時間分)超える場合は別途支給。 *月間24時間を超えることはありません。 *レセプト期間中も遅くまで残業する事はありません。 ■予防接種など指定疾患については当院全額負担。 ■マスクなどの感染予防備品、当院支給。 ■昼休み(シフト制:2時間)しっかり自分の時間が取れます。 ■発熱外来はありません。 |
勤務地 | 二田哲博クリニック姪浜 二田哲博クリニック天神 |
スタッフ募集
夜勤は
ありません
「外来のみ」でほぼ予約診察ですので、すべての職種に待機や夜勤はありません。
外来のみ
です
「外来のみ」なので入院患者さんへの対応などはありません。
駅のそば
です
姪浜本院も天神分院もどちらも駅の近くで通勤に便利なロケーションです。
専門性が
高まります
甲状腺の病気や糖尿病に関しての知識と経験を高めることができます。